第10回:Oracleデータベース運用におけるチェックすべき3つのポイント

第10回:Oracleデータベース運用におけるチェックすべき3つのポイント

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システムを快適に利用するためにデータベース運用は欠かせない重要なタスクです。

本記事では、多くの企業で利用されているOracleデータベースの運用において、チェックすべき主なポイントを3つご紹介します。

1. データベース運用は何をすればいいか

データベース運用では、データベースが正常な状態で稼働し続けるように管理、運用していくことが重要です。

運用の流れとしては、データベースの健康状態を定期的にチェックし、異常な状態を素早く発見して対応を行う、というものです。
チェックすべき内容はシステム規模や環境により異なりますが、大きな括りとしては「ログ監視」「リソース監視」「データベース性能分析」の3つがあります。

この3つのポイントについて簡単にご説明します。

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①ログ監視

Oracleデータベースのログにはデータベースに関する様々な情報が出力されます。
代表的なものとしてアラートログがありますが、データベースでエラーが発生した際やエラー情報を調査する際、必ずと言って良いほど必要になります。
そのため、ログ監視では、エラー情報が出力されるアラートログを監視し、異常を検知できるように運用します。

また、サーバ側で発生したエラーに起因してデータベースで異常が発生する場合もあるので、データベースのログ情報だけでなく、データベースサーバのOSログ情報も監視する必要があります。

Oracleデータベースのエラー調査では、アラートログの他にも詳細なエラー情報が出力されているログファイルとして、トレースファイル、インシデントファイルがあります。
これらのログ情報から出力内容を確認し、調査を行います。

②リソース監視

データベースが正常に稼働し続けるには、リソース(CPU/メモリ/ディスク)が必要になります。
リソース状態が枯渇すると、データベースサーバも含め、パフォーマンスの低下や、最悪、サーバ停止などの障害に繋がります。
リソース状態を常に監視し、異常事態を把握できるように運用します。

また、リソース使用状況は定期的に取りまとめておき、増減状況や枯渇予測などを計画します。
分かりやすいリソース情報としてディスク使用量があります。
例えば、毎月の増加量から空きサイズを確認してディスク枯渇の予測をおこない、ディスクサイズ割り当てを増やすなど計画します。

③データベース性能分析

データベースを長期稼働していると、稼働初期には無かった(パッチ適用などによる)機能追加やデータ量・利用ユーザの増減などによって性能低下が発生することがありますが、定期的にデータベースの性能を分析することで予防策を計画できます。

Oracleデータベースでは性能分析する際の機能として、AWRレポート、Statspackレポートがあります。
レポート情報には、データベースの稼働統計情報が取得されています。
データベースが効率良く稼働しているか、待機が多く発生しているイベントは何か、などのほか、処理時間が長いSQL情報などもあるので、業務への影響の有無を定期的に確認します。
また、障害発生時にはエラー発生時点の稼働状況を確認できるため、エラー調査に使用することもできます。
※AWRレポートはEnterprise Editionかつオプションライセンスが必要になります。

2. おわりに

今回はデータベース運用における主なチェックポイントを3つご紹介しました。
今回ご紹介した内容以外にも、セキュリティ対策やデータベースオブジェクトの構成管理など、様々なポイントがあります。

規模にもよりますが、システムを快適に使用するためにデータベース運用は欠かせない重要なタスクとなるので、多少なりとも興味をもっていただけたら幸いです。