オフショア開発国の選び方

オフショア開発を成功させる秘訣

はじめに

オフショア開発を始めたいのですが、何から始めたらよいのでしょうか?
まずは以下の流れで検討するのはいかがでしょうか。
STEP1:国を選ぶ
STEP2:会社を選ぶ
STEP3:発注する案件を検討する
STEP4:体制を検討する
でも、国といってもたくさんありすぎて…。

リモートワークが急激に普及する中、改めて「オフショア開発」にもスポットライトが当たっています。
しかし、失敗談を多く耳にするのも事実です。

オフショア開発で失敗しないためにはどうしたらよいのか。
今回は、オフショア開発国の選び方を解説します。

オフショア開発の人気国ランキング

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2013年情報処理推進機構(IPA)の調査によると、日本企業からのオフショア開発発注先国としては、中国がダントツ1番人気です。
第2位はベトナム、第3位はインドで、この3ヶ国が他国を引き離して人気があるようです。
在留外国人数も、中国がダントツで多いですもんね。
この3ヶ国以外にも、韓国、台湾、フィリピン、タイ、ミャンマー等、東アジアや東南アジアの国への発注が多いようです。
東アジアや東南アジアは時差も小さいですし、どことなく文化も似ている部分が多いからかもしれませんね。

各国の特徴

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そうすると、人気の中国でオフショア開発をするのがいいでしょうか?
各国の特徴も知っておきましょう。
例えば、中国・ベトナム・インドで比較した場合、単価の安さを重視する場合はベトナムが優位です。
しかし、英語力という観点だとベトナムは劣ります。
中国 ベトナム インド 日本
日本との時差 -1時間 -2時間 -3.5時間
人口
(2019年)
13.98億人 9,646万人
※東南アジアではインドネシア、フィリピンに次いで3位
13.66億人 1.263億人
IT技術者数 227.2万人 21.7万人
※東南アジアではインドネシアに次いで2位
212.0万人 109.0万人
日本語学習者数
(JLPT受験者数)
133,082人 41,151人
※東南アジアの中で最多
13,100人
英語力
(TOEIC®平均スコア)
571点 490点 662点 523点
プログラマ人月単価 35.27万円 29.35万円 37.58万円 72.80万円

<引用元>
・ヒューマンリソシア株式会社「92カ国をデータで見みるITエンジニアレポートvol.1 世界各国のIT技術者数まとめ」
・日本語能力試験JLPT 2019年実施国・地域別応募者数・受験者数
・TOEIC® Listening & Reading Test 国別平均スコア(2019年)
・株式会社Resorz「オフショア開発.com」【2020年版】オフショアの人月単価相場
・一般社団法人日本ニアショア開発推進機構 エンジニア単価情報2021年版レポート プログラミング レベル3 2021参考価格(月額)

このようにいろいろな観点で比較して、自社の目的に合う国を探すことをおすすめします。
自然と自分たちがオフショア開発に期待する点も見えてきました!
ぜひ、自社のIT戦略と照らし合わせて、適切なオフショア開発先を探してみてください!

システムエグゼのグローバルソリューション

システムエグゼでは、注目度No.1のベトナムでのオフショア開発サービスのご提供が可能です。
自らも発注側としてオフショア開発をするシステムエグゼならではの経験も含め、オフショア開発の始め方をアドバイスいたします。
ぜひお気軽にご相談ください。


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