BIツールの機能比較

BI技術者の雑記

BIツールには様々な製品があります。
今回は、「どんな製品があるのか?」「どんな特徴があり、どんなことができるのか?」を製品ごとにご紹介したいと思います。

1.BIツールの機能比較

各製品とも、基幹システムや業務システムなど様々な形式のデータを変換・加工して共通の形式でデータベースに保存し、分析を行うという基本的な機能は押さえています。

その中でもそれぞれの特徴があるので、ご紹介します。
※2021年11月現在の情報になります。

Qlik Sense

製品特徴 ・様々なデータを取り込み、簡単に関連づけることができる
・クリックや範囲選択といったプログラミング不要のシンプルな操作で分析が可能
・マルチデバイス対応
・インメモリによる大量データの高速処理
・ユーザごとに詳細に設定できるセキュリティ機能
・オープンAPIやオプションを使った機能拡張
製品形態 オンプレミス、クラウド
評価版 あり(30日)
URL https://www.qlik.com/ja-jp/products/qlik-sense

Tableau

製品特徴 ・複雑な設定が不要で、簡単に運用が可能
・最先端のグラフィック技術によるデータ表現力と感覚的操作UI、ダッシュボード
・プログラミング不要、ドラッグ&ドロップの操作
・様々なシステムからあらゆる種類のデータを取得し、迅速かつ容易に実用的なインサイトを引き出せる
・データソースのデータが更新されたらTableau内のデータも自動更新
・豊富な導入実績による様々なノウハウの共有
製品形態 オンプレミス、クラウド
評価版 あり(14日)
URL https://www.tableau.com/ja-jp

Dr.Sum(Dr.Sum Datalizer)

製品特徴 ・導入実績6,400社以上
・インメモリエンジンにより10億件のデータも1秒台で集計
・Excel、Webブラウザ、ダッシュボードのUIは直感的に操作でき、専門知識が不要
・容易な操作でできるデータメンテナンス
・Excelを使った自由分析や、Webブラウザ上で加工できるインターフェイスで、見たいレポートを自由に作成可能
・クライアントライセンスフリーのため、ユーザ数の増加に伴う追加コストが発生しない
製品形態 オンプレミス、クラウド
評価版 あり(90日)
URL https://www.wingarc.com/product/dr_sum/index.html

Power BI

製品特徴 ・セルフサービスBI(プログラミング不要でデータの抽出・分析・レポート作成まで行える)
・Microsoft Officeとの親和性があり、ExcelライクのUIでの分かりやすい操作感
・簡単にデータをグラフ化、モデル化できる
・作成したレポートをAzureで共有して更新や編集、参照が可能
・数百ものオンプレミスやクラウドのデータソースに直接接続可能
・各種データの処理(抽出・変換・結合など)の作成と実行
製品形態 オンプレミス、クラウド
評価版 あり(60日)
URL https://powerbi.microsoft.com/ja-jp/

MotionBoard

製品特徴 ・5,180社の導入実績
・シンプルな感覚的操作UI
・ダッシュボードの優れた表現力(グラフ、表、散布図、ガントチャートなど数十種類が利用可能)
・プログラミング不要、ドラッグ&ドロップの操作
・マルチデバイス対応
・国産ツールのため、ユーザの意見を取り入れやすく、サポート体制も充実
製品形態 オンプレミス、クラウド
評価版 あり(30日)
URL https://www.wingarc.com/product/motionboard/

2.まとめ

いかがでしょうか。
BIツールはとりあえず導入すれば良いというものでもありません。
自社の目的に合った、長期的に運用していけるものを選びたいものです。

選ぶ基準としては、必要な分析機能があるか、UIが使いやすいかという点を目安にすると良いと思います。
導入を検討している方の参考になれば幸いです。

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