【MotionBoard 6.0】ブリッジサービス

BI技術者の雑記

データ活用、データドリブン戦略を強力に加速させるBIツール「MotionBoard」!

非常に多機能なため、使ったことがない・使いたいけどわからない機能がある……そんな悩みも少なくないと思います。
我々システムエグゼのBI部門から、少しでもお手伝いになるような情報を発信していけたらと思います!

今回は、「MotionBoardのブリッジサービス」についてご紹介します。

1.ブリッジサービスとは

「異なるネットワークを簡単につなぎ、効率的に集計がしたい・・・」
「セキュアな接続環境を実現したい・・・」

MotionBoardのブリッジサービスを利用すれば、このような要望を簡単に実現する事ができます。

ブリッジサービスとは、MotionBoardと離れた拠点にあるデータサーバーとで、データを安全にやり取りするための仕組みのことです。
クラウド版のMotionBoardだけではなく、オンプレミス版のMotionBoardにも備わっています。

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MotionBoard のブリッジサービスを使うことで、オンプレミスのExcelやCSVをはじめ、社内の各種データベースの情報を直接活用できるようになるため、データをクラウドにアップロードするための専用線やVPNによるインフラ構築が不要になります。

※ブリッジサービスはオプション機能として提供され、ブリッジサービスのライセンス保有時のみ利用できます。

2.ブリッジサービスの構成

ブリッジサービスは、ブリッジサーバーと拠点内のデータサーバーを接続することで利用できるようになります。ブリッジサービスの構成は画像の通りです。

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接続には、データサーバーにBridge Clientをインストールする必要があります。
MotionBoardサーバからMotionBoard Bridge Clientのインストーラを生成することが出来ますので、生成したらインストーラを社内のデータサーバーにインストールします。

すると、そのブリッジサービスをインストールしたサーバーを経由して、社内の各種データソースにアクセス出来るようになります。

3.ブリッジサービスの留意事項

ブリッジサービスの留意事項については以下のとおりです。

  1. ブリッジサーバー(MotionBoardサーバ)は、インターネット上に公開されている必要があります。
  2. 通信速度は、ブリッジクライアントを経由する処理(集計など)の速度に直接影響します。
    そのため、10Mbps以上の通信速度を確保できる通信環境での運用を推奨します。
  3. ファイアウォールやルーターなどの設定で、HTTPSを用いた社内ネットワークからの通信が禁止されている場合は、
    通信に必要なポートを開放する必要があります。
  4. プロキシを使用する場合は、認証が不要なものを用意する必要があります。
    認証が必要なプロキシサーバーには対応していません。

4.おわりに

MotionBoardを利用して、クラウドとオンプレミスを簡単にセキュアにつなげたい場合は、MotionBoardのブリッジサービスの利用が良いのではないかと思います。

※本記事の記述はMotionBoard6.0の仕様に基づきます。

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