第16回:Oracle Cloud Database ServiceのDBに直接接続してみた(検証編)

技術者向け・データベースの技術情報発信
DBコンサル部の奥田です。
「Oracle Database Cloud Service」について、前回に引き続き検証を行っていきます。
各接続設定の検証
まずは「Oracle Cloud Infrastrucrure」で「Database Cloud Service」のデプロイメントを作成します。前提条件となる以下の作業を行えば作成できます。
- 区分(コンパートメント)の作成
- 仮想クラウド・ネットワーク(VCN)の作成
- Oracle Cloud Platformからのアクセスの許可(ポリシー作成)
- バケットの作成
- オブジェクト・ストレージに使用する資格証明書の設定
※詳細については後述の参考URLからお願いします。
それでは、パブリックIPアドレスの接続検証をしてみます。
以下のコマンドを実行することで、接続できるようです。
sqlplus system/@ :1521/ .
実際にやってみました。
特に設定なしでログインすることができました。
どうやらデフォルトで1521ポートがオープンしているようです。
(旧バージョンでは22ポート以外は無効になっていたはずですが。。。)
次にSSHトンネリングの接続検証です。今回はTeraTermで行います。
まずはポートフォワーディングの設定です。データベースデプロイメントに接続後、メニューの「設定」→「SSH転送」を選択します。
SSHポート転送画面が表示されるので「追加」をクリックします。
ローカルのポートに値を設定して登録します。
ポートフォワーディングの設定ができましたので、さっそく接続してみましょう。
こちらも接続できました。
SSHトンネルの場合は、秘密鍵が必要となるため、パブリックIPに1521ポートをオープンする方法と比較して、セキュリティが高いと思います。
ただし、事前にSSHトンネリングの設定が必要なため、この方法は簡易的に設定できる以下のツールを使用するほうがいいでしょう。
- Oracle SQL Developer
- Oracle SQLcL
今回の検証は以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
参考URL
Oracle Cloud InfrastrucrureにおけるOracle Cloud Database Servide前提条件
https://docs.cloud.oracle.com/ja-jp/iaas/Content/General/Reference/PaaSprereqs.htm#Informat
Oracle Cloud Database Service 各種設定
https://oracle-base.com/articles/vm/oracle-cloud-database-as-a-service-dbaas-create-service
https://docs.oracle.com/cd/E83857_01/paas/database-dbaas-cloud/csdbi/enable-access-port.html#GUID-AD275C82-1D35-41E8-B958-B872F97E4D90