第7回:サーバーエンジニアとDBエンジニアの連携について

第7回:サーバーエンジニアとDBエンジニアの連携について

技術者向け・データベースの技術情報発信

はじめに

皆様初めまして。マルチDBソリューション部の奥田と申します。

以前私が所属していたインフラチームでは、ネットワーク、サーバー、DB、ストレージ、その他ミドルウェアなどの担当に分かれておりました。その際に、DB担当である私と、サーバー担当者との間で連携が上手く行かなかった場面がありましたので、今後の教訓も含めてご紹介いたします。

発生した問題

Oracle12cR2のRAC用として、サーバー担当者がサーバ(RHEL7)を構築しました。

サーバー構築が完了後、OUIを使用してOracle Grid Infrastructure のインストールを実施していた際に、「SSH接続が確立されていない」というエラーが発生しました。

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サーバー担当者へ確認しても、SSH設定は行っているとのことでしたので、念のため自分でも確認してみましたが、確かに他ノードへのSSH接続は問題なくできました。

【ノード1】

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【ノード2】

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発生した問題の原因

そこで、様々な原因を探っていた際に、.sshディレクトリのauthorized_keysファイルを確認したところ、自ノードの設定がされていないことが発覚しました。

【ノード1】

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【ノード2】

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問題対処

自ノードの設定を行った後、再度確認すると問題無く接続することができました。

【ノード1】

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【ノード2】

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【OUI画面】

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総括

サーバー担当者によると、authorized_keysファイルへの自ノード分の設定については一般的ではなく、Oracle独自の設定とのことでしたが、私はDBエンジニアであるため、DBのマニュアルのみを参照していた関係で、この設定が一般的だと考えておりました。ここに認識齟齬が生まれておりました。

今回ご紹介した事例のように、自担当部分のみの理解で構築を進めていくと、各連携部分に落とし穴ができます。特に、DBエンジニアは、DB(ミドルウェア製品)を扱っているということもあり、インフラ担当者やアプリ担当者と多くの連携を行います。そのため、DBだけではなく、他領域も理解できるよう努めていくことで、全体として良いシステムを作り上げることができます。

私が所属するマルチDBソリューションでも、特定のDB製品やDBのみにこだわるのではなく、マルチDBや、DB周辺を含めて対応しております。また、DBの独自研究なども行っており、現状のシステムに何か不満な点や困っていることなどがありましたら、最適なソリューションを提案させて頂きますので、ぜひ弊社までご相談下さい。