人材戦略


システムエグゼグループは、「社員の成長なくして、EXEの成長なし」を社是に掲げており、社員一人ひとりが最も重要な資本であるという考えのもと、人材戦略を推進しています。
すべての人材が能力を最大限発揮できる組織を目指すことで、お客様や社会の課題解決に貢献するとともに、当社の持続的な成長および企業価値の最大化を実現します。


システムエグゼグループ 人材育成方針

■グループビジョン2030における「社員との約束」

私たちは人を大切に、システムエグゼグループ社員一人ひとりの成長を支え、日々チャレンジしながら正常進化します。

■中期経営計画における方針

・人材育成の強化

社員一人ひとりの成長を支え、ハイクラス人材に育成することで、必要な人材を作り出してゆく


人材育成計画

中期経営計画では、人材育成施策として「教育・訓練の強化と育成状況の可視化」「人材分析による活躍できる人材の効率的な選定(新卒・キャリア別)」を掲げています。
この実践に向け、PDCAに基づいた人材育成計画を策定しています。
社員一人ひとりの能力や適性を把握し育成することで、適材適所を実現する人材ポートフォリオを作成し、経営目標の達成を目指します。

■キャリア形成・開発

社員のキャリア形成・開発を支援するため、「キャリアプラン策定」「キャリア定義」を行っています。
「キャリアプラン策定」では、キャリア面談を経て本人の希望や上長の判断によってキャリアを決定します。
また、「キャリア定義」ではキャリア習得に向けたプロセスを確立する取り組みを行っており、必要な知識やスキルの整理、教育方法や習得ステップの検討を進めています。


■教育・研修制度

当社の教育・研修制度は、基礎教育、専門教育、新技術教育、R&Dで構成されています。

・基礎教育

基礎教育は全社教育と本部教育に分かれています。
全社教育はキャリア別/階層別研修制度および技術研修から成り、技術・職種・階層などキャリアステージや業務ニーズに応じた社内外のプログラムを100講座以上受けることが可能です。
2023年度は社内研修を30回実施し、延べ599人が受講しました。
また、2022年度から教育管理システムを導入して社内研修を実施しています。
社内研修の開催・受講情報が一元管理できるだけでなく、社員の資格保有状況も確認できるため、育成状況の見える化と計画的な人材育成が可能になりました。
社外研修では、受講者による参加レポートを毎月公開して、セミナーの内容や満足度、今後の参加者へのアドバイスを発信するなど、社員が自分に適した研修を選べるようサポートし、積極的な参加を促しています。

・本部教育

本部教育では本部別教育計画、トレーナー制度、OJTを実施しています。
本部別教育計画は、社員のスキルアップを本部やチーム単位で管理・推進するというものです。
社員自ら資格取得やスキルアップの計画を立て、その達成に向けて取り組むことで、キャリア自律の促進を図ります。
また、先輩社員や上司が新入社員をサポートするトレーナー制度や、実際の業務を通じて職務遂行に必要な知識・技術を習得するOJTを行っています。

・専門教育/新技術教育/R&D

人材育成方針でも掲げている“ハイクラス人材育成”に向けて、高度なIT知識・技能を習得するための教育・研修を行っています。
専門教育、新技術教育では、通常の業務では身に付けることが難しい最新の技術トレンドや知識・スキルを習得するため、社外研修を活用しているほか、教育・育成のための開発投資を行っています。
R&Dではアライアンスや社外出向など、パートナー企業との連携により、自社だけでは難しい分野の技術習得を加速していく考えです。


■評価制度

・人事評価

システムエグゼでは、保有する技術スキルや総合力を生かして成果を発揮し、会社に貢献する人材を高く評価する方針としています。
これに基づき、大きく「貢献度」「行動」という2軸で評価を行っています。
「貢献度」では技術スキルをベースに事業拡大、社格向上に貢献しているかを評価し、「行動」では当社の組織風土に合った行動がとれているかを評価します。
また、事業計画の達成度合いも重要視しており、事業計画に基づいた個人・組織の目標達成状況や、一定以上の役職者については業績達成度を評価します。

・評価の可視化

2023年度からタレントマネジメントシステムによって社員のキャリア形成状況を管理しています。
人材データの分析・活用によって人材ポートフォリオの作成を促進し、戦略的かつ最適な人材配置を進めるとともに、育成やリスキリング、離職防止、採用強化などに努めます。
また、データの分析結果を踏まえて育成方針の見直しや改善にもつなげる考えです。


■資格取得支援の取り組み

社員が自ら積極的に学び、ビジネススキルや専門性の向上を目指す組織風土を醸成するため、資格取得を支援する制度を導入しています。
会社が定めた対象資格を取得する際は受検費用を全額補助するほか、取得時には奨励金を支給しています。
また、教育予算として参考書や外部セミナーの受講費用もほぼ全額補助しています。
2023年度は187人に対し438万円の補助を行い、393万円の奨励金を支給しました。
人材育成計画の「本部教育」の取り組みと合わせて、それぞれの階層やキャリアに必要とされる知識やスキルの習得、ひいては社員一人ひとりの成長をサポートしていきます。


採用戦略

ITエンジニアを中心とした採用競争がますます厳しくなる中、持続的な成長に向けて優秀な人材を獲得するための取り組みを進めています。
当社では中期的な目標として、2028年4月の社員数を800人とすることを掲げています。

■新卒採用

全国各地から高いポテンシャルを持った人材を採用するため、対面とオンラインを組み合わせたハイブリッド形式で選考を実施し、積極的な接点創出や情報発信に努めています。
また、入社前に当社の組織風土や事業への理解を深めてもらうため、若手社員との座談会やインターンシッププログラムなどを実施しています。

■キャリア採用

当社サービスの高付加価値化・品質向上に資することができる経験者や、成長投資領域で活躍できる人材の採用に向けて、ダイレクトリクルーティングやリファラル採用など採用チャネルの多様化に努めています。

■グローバル人材採用

当社では長年にわたり、外国籍人材の積極的な採用を行っています。
2023年4月に入社した新卒者のうち、44人中8人が外国籍となります。
全社では社員の8%以上を外国籍社員が占めており、出身国はベトナムを始め8カ国を超えます。
グローバル人材の採用施策として、説明会や座談会では、外国籍社員が自身の経験を交えて就業環境や受け入れ制度を紹介するなど、志望者が安心できる情報の発信に努めています。
また、入社後は同じ国の社員をトレーナーにしてサポートするなどの取り組みを行っています。

<採用人数の推移>



<人材戦略 関連データ>

2021年度 2022年度 2023年度
社内研修-実施回数 25回 26回 30回
社内研修-参加人数(延べ) 606人 645人 559人
研修費用
(一人当たり年間平均)
72,003円 67,490円 89,083円
資格取得に関わる費用
(一人当たり年間平均)
10,163円 10,603円 13,010円
採用者数-新卒 42名 34名 42名
採用者数-キャリア 18名 24名 25名
採用者数-外国籍(新卒・キャリア) 7名 4名 8名