新卒採用社員インタビュー:T・Uさん
設立当初より大手保険会社の損害保険・生命保険業務および保険周辺業務のシステム開発・保守に携わってきた当社。
今回インタビューするのは、保険ソリューション本部 保険ソリューション2部に所属するT・Uさん。
現在は大手保険会社の損害保険に関するシステムの開発・保守を担当しています。
データ検証
システムの本番環境で使用するデータに誤りがないか、定期的に検証しています。
ここでいうデータとは、社員の給与に関する数値や保険代理店のコードのことを指します。
毎月出力されるデータの内容や件数の確認、誤ったデータがないかを中心に検証します。
開発・保守業務
損害保険システムの開発・保守業務を行います。
古いプログラムは最新バージョンにしておくことが必要なので、プログラムの修正が必要になった場合は、システムへ修正プログラムを適用します。
検証作業
修正したプログラムの検証を行い、データにエラーがないか事前にチェックします。
本番環境でエラーが発生してしまうとシステムがうまく稼働しないため、ここでは非常に慎重な作業が求められます。
特に私が携わっているシステムの場合、お客様の給与システムのデータに誤りがあると、支払われる給与額が変動してしまうので、そういったエラーが発生しないように慎重に検証します。
チーム内ミーティング
週に一度、チームで打合せをします。
この打合せでは、現在取り組んでいる案件の進捗や問題点を共有します。
お客様と打合せ
現在行っているシステムの開発・保守の進捗や今後の流れをお客様へレビューし、認識の方向性を合わせます。
システムを利用するのはお客様なので、お客様の業務内容や用途をしっかり認識しておく必要があります。
また、打合せの場で、お客様からシステムの使いやすさや機能について新たな要望が出た場合は、次回の開発・保守業務に取り入れて、プログラムを修正したり新たな機能を追加したりします。
インタビュー
- Q.01就職活動体験談とシステムエグゼに入社を決めた理由を教えてください
- 私はシステムエグゼを含め3社で就職活動を行いましたが、どの企業も積極性を重視していると感じたので、応募先企業には自分の積極性をアピールしていました。
私がシステムエグゼに入社を決めたのは、他のIT企業と比較して研修制度やチャレンジ制度が充実していたからです。
例えば、入社後3ヶ月間の集合研修や、入社後1年間、新入社員1人ずつにトレーナーがつくOJT研修によって、社会人として成長できる環境が整っていると思いました。
また、資格取得賞など自分が頑張った分だけ努力が認められる制度もあったため、自身の成長を実感しやすいと感じ入社を決めました。
- Q.02現在の仕事内容は?
- 大手保険会社の損害保険に関するシステムの開発・保守に携わっています。
具体的には、保険契約者と保険会社の間でやり取りしているデータにエラーが発生した場合や、不備が発生した場合の対応をしています。
また、お客様から要望を受けてプログラム等の開発・修正も行っており、主にCOBOL(コボル)というプログラミング言語を使用して作業しています。
COBOLは、歴史の古いプログラミング言語ですが、事務処理に特化した言語なので信頼性・保守性に優れており、私が担当している保険業などでは、今でもCOBOLが使われているシステムも多くあります。
最近の案件では、これまで紙で出力していた共同保険料の明細表を電子表示できるシステムを開発しました。
- Q.03入社後の失敗体験、または辛かったことはありますか?
- 初めて1人でシステムの本番検証を行った時に私と上司の間で認識の齟齬があり、一からやり直した事です。
本番検証とは、システムを修正したあと、実際にシステムを使用する環境で正しいデータが出力されるかどうか最終確認することを指します。
それまでは上司から指示を受けて作業していましたが、1人で本番検証を任された際、検証方法についての確認が不足していました。
本来は修正箇所の前後の確認も必要だったのですが、修正箇所だけしか確認していなかったため、正しく修正されたのか分からず一からやり直すことになってしまいました。
その苦い経験から私が学んだことは、業務を正しく理解することの重要性です。
例えば、業務を行う際、「なぜこの修正作業を行うのか」や「どうやって修正をするか」など最善の結果を出すための解決策を正しく理解して、業務を効率よく行う必要性を学びました。
- Q.04入社後の成功体験、または嬉しかったことはありますか?
- 入社3年目の頃に、私が中心となって担当した保守案件が最後まで問題なく対応できたことです。
きっかけは、上司から「この案件にチャレンジしてみないか」と言われたことでした。
それまでは開発工程の一部のみ携わっていましたが、この案件では、システムの要件定義からお客様との対面レビュー、テスト計画など、システム開発の一連の流れを全て自分が中心となって行い、期限までに無事システムを納品することができました。
初めてシステム開発の全工程に携わる案件だったので、上司と密に打合せしていました。
1人で本番検証を行った時の過去の失敗体験もあったので、「今回は絶対同じ失敗を繰り返さない」と上司との意思疎通を図ったことで、認識の齟齬をなくし円滑に作業できたことが成功の要因だったと思います。
- Q.05今後、目指すキャリアビジョンについて教えて下さい
- 学生時代から友達同士で勉強を教えあったりしていて、人に教えることが好きだったので、将来的には人を教育する立場に立ちたいと思います。
ただ単に知識や技術などを相手に教えるのではなく、そこから自分自身も学ぶことによってお互いに成長しながら会社の成長に繋げていきたいです。
実は、今年初めて新入社員の教育を任されました。人を教える立場は結構大変で、「中途半端な知識でなんとなく知っている」という状態では、相手が抱く疑問点や不明点にも答えられないんですよね。
このため、まず、自分自身がプログラミング言語やシステム設計・開発の進め方など、基本的な技術や知識をしっかりと身に着けていく必要があると思っています。
- Q.06就職活動中の学生への応援メッセージ
- まずは「自分が何をしたいのか」、夢を見つけることが一番大事だと思います。
実際、私が就職活動を行っていた時も、自分が目指すビジョンがはっきりしている人の方が早く内定を貰えていましたので、「自分がどんなことをしたいか」「自分はどういう時に喜びややりがいを感じるのか」など、自己理解を深めることが一番だと思います。
そうすることで、面接官にも自分の想いを伝えやすくなりますよ。
苦労することも多いと思いますが、就職活動頑張ってください!