4拠点体制×BotDev:ベトナム全土のリソースで、あらゆるオフショア開発の課題を解決する
「必要な人材が足りない、品質が安定しない」——オフショア開発でよく耳にする難題です。
このような課題に対し、システムエグゼは拠点網の拡大と独自の開発標準で課題を解決しています。
ベトナム全土を網羅する4拠点のリソース網と、システムエグゼ独自のオフショア開発サービス「BotDev」。
この掛け合わせによって実現する、システムエグゼベトナムならではの強みをご紹介します。
目次
1. はじめに
日本のIT人材不足が深刻化する中、ベトナムをはじめとするオフショア開発は「必須の戦略」となりました。
しかし、大都市一極集中の採用による人材争奪戦や離職率の高騰など、現場では多くの課題が生まれています。
本コラムでは、私たちが強みとする「ベトナム全土4拠点のネットワーク」と「BotDev」という二つの特長から、いかにしてベトナムオフショア・人材確保の常識を変え、お客様の課題を解決へと導くのか、その実態を詳しく解説します。
2. 独自開発標準「BotDev」が実現する国内同等の品質
オフショア開発における最大の懸念は、担当者や拠点ごとに品質のバラつきが生じることです。
この課題に対し、私たちは長年のシステムインテグレーション事業で培ったノウハウを凝縮し、独自のオフショア開発サービス「BotDev(Borderless OneTeam Development)」を確立しました。
境界なきチームを実現するBotDevの定義と役割
BotDevとは、日本とベトナムが「境界のない一つのチーム」として機能するための、当社独自の共通言語です。
拠点が離れていても、あるいはメンバーが入れ替わっても、常に一定以上の品質を提供したいという私たちの強い想いから、BotDevが誕生しました。
日本拠点とのコミュニケーションでは、対面できない距離を前提にしながらも、認識のずれをできるだけ小さくすることを大切にしています。
会議の要点整理や情報共有にはAIも活用し、翻訳や要約、論点の整理を通じて、拠点をまたいだ連携をスムーズにしています。
場所は分かれていても、同じ品質基準のもとで一体感のある開発を進められることが、BotDevの強みです。
BotDevという共通の指針があることで、全国4拠点のどこでチームを編成しても、立ち上げから納品までをスムーズに進め、お客様に安心してプロジェクトをお任せいただける体制づくりに取り組んでいます。
ベトナム国内4拠点を活かした迅速な人材確保
システム開発では、必要なタイミングで必要な人材を確保できるかどうかが、プロジェクトの進行を大きく左右します。
例えば「翌月からJavaエンジニアを10名増員したい」という急な要求に対し、1都市だけで探すと1ヶ月以上の時間を要し、機会損失を招くケースがあります。
しかし、私たちはホーチミン・ハノイ・ダナン・カントーの4拠点から同時に人材を確保することができます。
そのため、それぞれの市場から最適なスペシャリストを数名ずつピックアップすることで、必要な体制をより短期間で整えることが可能です。
これは、ベトナム全土で人材ネットワークを構築しているシステムエグゼベトナムならではの機動力です。
3. 「地元で働きたい」想いに応える地方拠点の定着率
ベトナムには、家族との絆を非常に大切にし、可能な限り故郷に近い場所で働きたいと考える人が少なくありません。
システムエグゼベトナムでは、こうした働き方の傾向を踏まえ、ホーチミン、ハノイ、ダナン、カントーの4拠点を活用した体制を整えています。
地域に根ざした採用を進めることで、優秀なエンジニアを確保しやすくなり、お客様に対しても安定した開発体制をご提供できます。
地域に根ざした採用で優秀層を採用
ベトナムではかつて地方出身の優秀な層も、高給を求めて大都市へ出稼ぎに出るのが一般的でした。
しかし、近年は地方都市のインフラ整備が進み、地元での就業ニーズが急速に高まっています。
ダナンやカントーといった地方に拠点を構えることで、大都市の激しい採用競争から距離を置き、地に足をつけて働きたいと願う優秀なエンジニアを早期に囲い込むことが可能となりました。
慣れ親しんだ環境で力を発揮しやすいことは大きな安心につながっています。
その結果、チームへの定着にもつながり、安定した開発の土台が生まれます。
高い定着率がもたらすナレッジの継続的な蓄積
メンバーが定着することは、プロジェクトにとって最大の「守り」となります。
頻繁にエンジニアが入れ替わる環境では、仕様の理解が断絶し、結果としてバグの温床やメンテナンスコストの増大を招きます。
システムエグゼベトナムは、業界平均と比較しても極めて高い社員の定着率を誇っており、プロジェクト固有の複雑な知識や暗黙知がチーム内に長期にわたって蓄積されています。
長期にわたりプロジェクトを支え続ける体制により、お客様に安定した品質と費用対効果をご提供します。
4. 拠点の分散が支える事業継続性(BCP)
ハノイからホーチミンまで、拠点を物理的に数百キロ単位で離していることは、ビジネスの継続性を担保する上で大きな意味があります。
北・中・南に分散した拠点間バックアップ体制
万が一、特定の地域で大規模な停電や自然災害、あるいは予期せぬネットワーク障害が発生した場合、一拠点集中型のモデルではプロジェクトのすべてが停止してしまう可能性があります。
これに対し、システムエグゼベトナムでは各拠点が地理的に独立しているため、ある地域が影響を受けても他の3拠点によりバックアップ体制を築くことができます。
これにより、経営層が最も懸念する「開発停止による機会損失」を、物理的に防ぐことができます。
共通標準によるスムーズな業務継承
拠点を分散させるだけでは、不測の事態に迅速なカバーはできません。
そこでシステムエグゼベトナムでは、すべての拠点で共通の「BotDev」を運用しています。
ある拠点のプロジェクトを他拠点のメンバーが引き継ぐ際も、プロセスやドキュメント形式が同一であるため、学習コストを最小限に抑えたスムーズな業務移管が可能です。
物理的には分かれている「4拠点」がBotDevで一つにつながることで、文字通りBorderlessなOneTeamとして、お客様のプロジェクトを支え続けます。
5. おわりに
オフショア開発の成功を左右するのは、拠点の数でも単価の安さでもなく、それらをいかに機能させるかという「仕組みの完成度」です。
システムエグゼベトナムでは、ベトナム全土に広がる4拠点と共通の開発標準を活かしながら、より安定して進められる体制づくりに取り組んでいます。
スムーズに人材獲得を行い、メンバーが長く活躍できる環境を整え、万が一の際にも拠点をまたいで支え合えること。
こうした積み重ねによって、人材確保から難易度の高い開発まで、お客様のプロジェクトを継続的に支え、確実な成果へと導くことを目指します。