ダイバーシティ & インクルージョン


システムエグゼグループは、企業理念に基づく企業文化形成のため、ダイバーシティ&インクルージョンを重要な経営戦略の一つと位置付けています。
社員一人ひとりの多様な個性や価値観を大切にし、「その人らしさ」を発揮できる環境を整えることで、全ての社員とステークホルダーが心身ともに健全で、お互いを尊重し、協力しあう組織風土および豊かな社会を創ることを目指しています。


女性活躍推進の取り組み

当社はダイバーシティ&インクルージョンの中でも、特に女性の活躍推進を最優先課題ととらえています。
女性の採用者を増やし、女性が活躍できる雇用環境の整備を行うため、2016年4月に施行された「女性活躍推進法」に則って行動計画を策定し、さまざまな取り組みを進めています。

【女性活躍推進法における行動計画】

                                   
計画期間 2025年4月1日~2028年3月31日
当社の課題 (1)管理職に占める女性割合が低い。
目標 各目標実施時期:2025年4月1日~
目標1:管理職に就く女性の人数を2028年3月末までに16%以上まで引き上げる
目標2:各年の月平均残業時間20時間以内を維持する(管理監督者と休職者除く)

■主な取り組み

・女性管理職の育成・登用

女性管理職の登用促進に向け、さまざまな施策を実施しています。
これまで、管理職に対してダイバーシティマネジメントや公正な人事評価に関する研修を実施するなどの取り組みを進めた結果、2023年度の女性管理職は5名となり、前回行動計画の目標を達成しました。

2025~2027年度の行動計画では下記の施策に取り組む予定です。
① 管理職研修を行い、女性管理職登用に関する理解促進を図る。
② 女性管理職のロールモデルを社内へ提示する、女性社員向け研修を実施するなど、女性の昇進意欲向上施策を行う。

・残業時間の抑制

本部別平均残業時間や長時間労働者の氏名等を月次で各本部へ報告し、長時間労働の状況について各本部責任者へ周知しています。
また、労働時間に関する実績を見える化し、アラートで従業員本人と上長に時間外労働時間に対する注意を促すなど、長時間労働削減の意識付けを強化しています。
※取り組みの詳細は、働きやすい職場づくり―「長時間労働削減の取り組み」

2025~2027年度の行動計画では引き続き下記施策に取り組む予定です。
① 部門別、役職別の残業時間の実態を分析する。
② 残業削減のための啓発活動を行う。

         

そのほかにもテレワーク推進など働きやすい環境の整備を進めています。
こうした取り組みにより、前回の行動計画では掲げた目標をすべて達成しました。

【前回行動計画(期間:2022年4月1日~2025年3月31日) 成果指標データ】

前回目標 実績(2023年度)
目標1:各年の月平均残業時間を20時間以内とする 17.58時間/月
目標2:管理職(次長級)に占める⼥性社員の人数を5名以上とする 5名
目標3:恒常的な在宅勤務を促進し、在宅勤務の割合を2025年3月末時点で50%以上維持する 65%

また、行動計画の目標達成に向けた各取り組みが評価され、女性活躍推進を行う優良企業に厚生労働省から与えられる「えるぼし認定」※の2つ星を取得しています。

えるぼし認定

※えるぼし認定・・・女性活躍推進法に基づき、女性の活躍促進に関する状況などが優良な企業を厚生労働大臣が認定する制度。


障がい者雇用の推進

当社グループは、障がいを持つ社員が安心して長く働くことができるよう、さまざまな施策による職場環境の整備を推進しています。
障がいの特性やそれぞれのスキルに応じた職務で活躍できるように配慮するほか、在宅勤務やスライド勤務など各種制度を活用することで、障がいを持つ社員の力を活かせる組織・職場づくりを目指しています。


シニア人材の活用

当社は定年を60歳と定め、57・58・59歳に到達した社員に対し再雇用希望有無のヒアリングを実施しています。
59歳時点で本人が希望する勤務日数・時間、業務内容などを考慮し、会社は再雇用後の労働条件を決定しています。
2024年度時点では4名の嘱託社員が活躍しています。