株式会社第一成和事務所は、生命保険と損害保険の代理店としてお客様に心からご満足いただける質の高い保険代理店サービスを提供している。
今回、サーバOSのサポート切れに伴うシステムのリプレイスを検討するにあたり、東日本大震災を教訓として大規模災害時の事業継続性をどう向上させるかが課題に上がった。 そこでクラウドの利用が検討されたが、環境が大きく変わるため、業務システム全般の見直しを必要としていた。そこで採用したのが、クラウドワープ リノベーションサービスだ。 引越しからシステムの改修まで一手に引き受けるため、スムーズな環境移行を実現した。
第一成和事務所は、1957年の創業以来、お客様1人1人に合った適正な保険販売を行う保険代理店サービスを展開している。高品質サービスの証であるプライバシーマークおよびISO9001国際品質保証規格の2つを業界に先駆けて取得し、お客様の大切な個人情報を適切に厳正に管理している。これからも50年を超える代理店サービスの経験を生かし、お客様に心からご満足いただける質の高いサービスを提供し、選ばれる保険代理店を目指している。
第一成和事務所では常に事業継続性を意識した取り組みを行っている。今回は、WindowsServer 2003のサポート終了に伴うシステム改修を機にさらなる事業継続性の強化に乗り出すことになった。
これまでも、各拠点にシステムを分散するなど取り組んでいたが、業務システムの自社内での運用・管理の軽減、予期せぬ停電や災害による業務影響を考慮し、高品質なクラウドサービスへの引越しを決断。自社内でのシステム運用を解消することで、一定の事業継続性を確保した。
システムエグゼのクラウドワープは既存システムをクラウドへ引越しするソリューション。その中のリノベーションサービスは既存システムのマイグレーションとクラウド移行をセットで提供するサービス。ITインフラからアプリケーションまで、またコンサルティングから保守運用までワンストップで対応できる点が採用した大きな理由だ。また、クラウドに関してはシステムエグゼと協議した結果、NTTコミュニケーションズの「Enterprise Cloud」を選定。キャリアクラウド最大のメリットである高品質なVPN回線と親和性の高い仮想プライベートクラウドである点と、当時国内ベンダーとしては唯一だったOracleVMを提供している点が大きな決め手となっている。
リノベーションサービスによって、クラウドへの引越しとサーバOS/ミドルウェアのマイグレーション、およびアプリケーション改修対応をスムーズに行えた。また、業務環境の調査・分析(診断サービス)から依頼したことで、新環境はVPNサービス「Arcstar UniversalOne(以下、Universal One)」と親和性の高いサービスを中心に構成したことにより、無駄の無い業務インフラ整備を実現した。導入サービスは、リモート接続(UniversalOne モバイル)、メール(Enterprise Mail)、インターネット接続(Universal One Option)、セキュリティ対策(Universal One Option)、IP電話(Arcstar IPvoice)と多岐に渡り、利便性の向上とコスト削減につながった。第一成和事務所では、削減できたコスト分をシステム監視やセキュリティ対策の追加など、さらなる事業継続性の向上に向けたサービス強化に充当している。
クラウドワープを機に保守の窓口をシステムエグゼに集約。クラウドサーバ・ネットワーク・アプリケーション全ての保守をシステムエグゼが担うことで、これまで大きな負担となっていた調査・ベンダー問い合わせ・対応検討といった運用負荷が以前と比べ大幅に軽減できた。また、システムエグゼではリモート接続サービスであるUniversal One モバイルを保守用回線として保持し、監視システムでアラートが発生した場合にも現地に駆け付ける事なく、速やかに切り分け・調査を行いシステムの安定稼働に注力している。
事業継続性の取り組みは日進月歩であり、永続的に取り組むものであると考えています。時代に合わせたサービスの提案やシステム的に困ったことがあればすばやく対応していただくなどクラウドワープの今後に期待しております。
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