CASE STUDY
取引先のデータを効率的にデータベースに取り込みBIでの活⽤を容易に
飲食業でのMotionBoard活用事例
- サービス:
- 課題・ニーズ:
- 社名
- 飲食業(ファストフード)様
- 事業内容
- 直営店舗の運営および フランチャイズ事業の展開
- 従業員数
- 500~999人
導入前の課題
- 取引先からメールで品質管理データを受領し、人力でデータ集計・蓄積作業を行っていたため、 業務負担が大きかった。
- 複数のファイルに散在しているデータを集約して、レポート作成を効率化したい。また、集計結果を取引先とも共有し、品質改善に役立てたい。
- 低コスト、短期間でデータレポーティングシステムを導入したい。
導入効果
- データベースを構築し、各取引先が日次バッチでデータベースサーバにファイルを格納できるよう設計。業務負担の軽減に加え、蓄積作業を正確に行うことも可能になった。
- クラウド型BIツールMotionBoard Cloudを採用。散在しているデータが手軽に集約できるほか、場所を問わず、集計・分析レポートが簡単かつリアルタイムに作成、閲覧できるようになった。
- クラウド型を導入することで、コストや開発期間の低減に成功。開発開始から約1カ月でデータベース構築と定型レポート作成を完遂した。
事例内容
多くの取引先を持つB社様では、以下のような課題や要望がありました。
- 各取引先がExcelを使って入力する品質管理データをメールで受領し、
人力でデータの集計・蓄積作業を行っていたため、業務負担が大きかった。 - 必要なデータが複数のファイルに散在していて、レポート作成に時間と手間がかかっていた。
また、出力されたレポートを取引先とも共有して品質改善につなげたいという要望もあった。 - 費用を抑えながら、短期間でシステムを導入したい。
今回、特に要望が高かったデータ蓄積作業の負荷軽減を実現するため、取引先が直接データを格納できるデータベースを構築。
作業は誰でも正確に行えるよう、日次のバッチ処理で行う仕様にしました。
また、レポーティングシステムとしてBIツールMotionBoard Cloudを導入し、データ集計やレポーティング作業の効率化、迅速化を図りました。
データベースやBIツールの選定では、コストや構築期間をできるだけ抑えるため、いずれもクラウド型を採用しました。
構築後の効果
データレポーティングシステムの導入により、以下の効果が得られました。
- Excelデータの収集、集計レポートの作成、取引先へのレポート送付など、毎月行っていた作業が大幅に効率化。
特に負荷が大きかったデータ蓄積業務の自動化で、現場の負担が軽減した。 - MotionBoard Cloudの導入により、集計データを様々な条件や切り口で分析したレポートの作成が手軽にできるようになった。
また、ブラウザ上でレポートが表示できるため、社内外を問わず、リアルタイムで情報共有することが可能になった。 - データベース、BIツールどちらもクラウド型を採用することでサーバの稼働時間やライセンスが必要最低限に抑えられ、コスト圧縮に貢献。
構築期間も短縮でき、開発開始から約1カ月という短期間でデータベース構築や定型レポート作成が完了した。
さらに、ユーザテストも実施することで、スムーズに運用を開始することができた。
今後の展望
- 一部の取引先では紙に手書きで値の入力をしているため、OCRを使い、紙ベースの帳票をデータ化できるようにしたい。
- 現在、品質チェックは、商品の長さや重量を1つずつ計測し、異物付着などの異常は目で見て判断している。
代わりにカメラで商品の長さ・重量を計測して即座にデータ化し、機械学習機能を使って商品の異常を検知できるようになれば、品質チェックの効率化や商品の高品質化が図れるため、データ入力作業についても改善していきたい。
システム構成
SQLServerにデータを蓄積し、MotionBoard Cloudからデータを参照してレポートを公開。
