CASE STUDY
統合DWHとBIの導⼊で迅速な意思決定と現場でのデータ活⽤を実現
統合DWHとBIの導⼊
- サービス:
- 課題・ニーズ:
- 社名
- 飼料メーカー 様
- 事業内容
- 飼料および食料品の製造販売
- 従業員数
- 500~999人
導入前の課題
- 事業部門ごとにシステムが異なるため、データ集計作 業に工数がかかるうえ、報告書も標準化されておらず、 経営状況が把握しづらかった。
- 集約したデータを直感的に理解できるように視覚化したい。
- システム構築後は自社で運用し、コストを削減したい。
導入効果
- データを一元管理できる全社横断型の分析基盤を構築。経営情報の 把握や意思決定を迅速に行うことが可能になった。
- BIツールとしてMotionBoardを導入。 ビジュアライズ機能が豊富なうえ、操作もしやすいため、現場でも データを「見える化」することができるようになった。
- 高度な専門知識が不要なBIツールを導入することで、自社内で管理・運用が可能。
事例内容
事業部門ごとに異なるシステムを導入していたA社様では、以下のような課題や要望がありました。
- データフォーマットが違うため、データ収集・加工作業に時間がかかる。
また、レポートの形式や精度も統一されておらず、経営層が迅速な状況把握や俯瞰的な経営判断をしづらい。 - データをグラフやチャートなどで分かりやすく表示したい。
また、様々な分析ができるようにしたい。 - システムの保守・運用は自社内で行いたい。
課題・要望をクリアするため、データを一元管理し、効率的に活用できるデータ分析基盤を導入しました。
リアルタイムでのデータ分析要件が無かったことから夜間のバッチ処理でデータを集約、メモリ上にデータをキャッシュすることでユーザーアクセ
スの集中する朝でも快適な利用環境を提供。
速報値の分析も可能とするよう、任意のタイミングでデータの更新もできるようにシステムを構築しました。
導入では、システム構築から運用までワンストップソリューションが可能で、分析基盤の構築実績も豊富なシステムエグゼが支援しました。
構築後の効果
データ分析基盤の導入により、以下の効果が得られました。
- データ収集・加工作業の効率が飛躍的に向上。
報告書も標準化したことで、情報がスピーディーに全社で共有できるようになり、経営判断の迅速化に貢献。 - MotionBoardによって現場担当者が手軽にデータを可視化。
従来は難しかった多角的な切り口の分析や深掘りもできるため、課題の早期発見や対応が可能に。 - MotionBoardは高度な専門知識がなくても操作できることから、構築後は自社内で管理・運用する体制とし、ランニングコストが削減できた。
今後の展望
現在は情報システム部門がダッシュボードを作成、公開していますが、今後はユーザー主体でダッシュボードを作成するなど、現場レベルでのデータ活用の促進を加速させたい考えです。
システム構成
SQLServerにデータウェアハウス、Dr.Sumにデータマートを構築し、MotionBoardで可視化する構成を採用。
複雑な計算ロジックはデータマート側で実装することでデータの品質を担保しました。
