MySQL高可用性構成における課題
MySQL8.0では多くの新機能がリリースされ、強力なアップグレードによりさらにお客様システムに採用されやすくなりました。
しかし、「MySQLの高可用構成」における自動フェイルオーバーの実現には課題が多く、構成検討で悩まれているお客様がいらっしゃいます。
MySQLレプリケーション
障害時にスレーブ昇格やアプリケーションの接続切り替えが必要
クラスタウェア
HA構成となるため、スケールアウトができずスケールアップのみ
MySQL Cluster
InnoDBストレージエンジンが利用できない
MySQL InnoDB Clusterでできること
MySQL InnoDB Clusterは、使いなれたInnoDBストレージエンジンで高可用性と拡張性を兼ね備えた使いやすいMySQLの新しい高可用性フレームワークです。

レプリケーションモード
シングルプライマリモード
- セカンダリノードは参照のみ可能
- プライマリノードに障害発生時は、自動的に別のインスタンスが新プライマリに昇格
マルチマスターモード
- 全てのノードでデータ更新可能
- 異なるサーバー上で同じデータを更新した場合は、先にコミットしたトランザクションが優先され、 後からコミットしたトランザクションはロールバックされる
自動フェールオーバー
「MySQL Group Replication」によりフェイルオーバーを手動、または複雑なスクリプトで処理する必要がなく、「MySQLRouter」によりアプリケーション側はMySQLの状態を意識することなく利用することができます。


業務処理の負荷分散
アプリケーション側で更新処理(Read-Write) / 参照処理(Read-Only)の接続ポートを別々に指定することにより参照処理の負荷分散を実装することができます。

簡単操作
