第1回:販売管理ソフトを開発するにあたっての想い

私が創る販売管理ソフトがあなたの会社にフィットする理由

初めのご挨拶

皆様、はじめまして。システムエグゼ EXEX販売管理推進部の唐鎌と申します。「EXEX販売管理」の責任者として、販売管理に関するコラムを11月まで担当させていただくことになりましたので、よろしくお願い致します。

コラムでは、多くの企業が販売管理に関して感じていることや、販売管理ソフトの可能性などについて、私の経験も交えてお話させていただく予定です。第1回目は、私のこれまでの経歴や販売管理製品の現状・課題について触れさせていただきます。

販売管理との出会い

私が初めて販売管理に出会ったのは、某大手通信事業者からの受託開発によるものでした。

規模は300名からなるプロジェクトで、開発言語は画面がJAVA、DB系の処理がCOBOL、通信系の処理がC、DBはORACLEという構成。10年以上前の話になりますが、今でも私が関わったプロジェクトの中で最大規模のものでした。システム全体で言うと販売管理システムというよりERPという言い方のほうが正しいかもしれません。

私はその中の収入管理、収納管理業務を任せられました。収入管理は収入があったお金の情報を管理し、収納管理は金庫や口座などに入金した情報を管理するものでした。初めて上流工程から関わったということもり、慣れていないことばかりで大変でしたが、今となっては良い経験になったと思っています。反省ばかりで良い思い出ではありませんが・・・。

基本的にお客様の要望どおりのものを作っていましたが、この時は、後々まさか自分が販売管理ソフトを生み出していくことになるとは夢にも思いませんでした。

販売管理ソフトの現状

現在の販売管理業界のシェアは多くの製品・サービスによって分かれています。

汎用的に幅広い業種に対応している製品もあれば、いち業種に合わせて特化させている製品もあり、アイデアが出尽くしたのではないかと思うくらい様々な形で世に出ています。

しかしながら、伝票を手書きで作成、大量の紙をファイリングで管理するといったアナログな運用をしていたり、システム導入費が高いと感じて敬遠されていたりする企業は存在します。またスマートデバイスの普及により、営業支援や顧客管理ソフトの需要が上がっているため、それらと販売管理ソフトを別々で保有している企業も増えてきています。複数のソフトを担当者ごとで管理した場合、各担当者間の連携のところで運用手順が煩雑になりがちになります。

販売管理ソフトは30年以上前から開発・販売されていますが、利用されていない企業や有効活用できていない企業は未だ数多く存在します。

販売管理ソフトの課題

前述で多くの販売管理ソフトが存在することを謳いましたが、ではどこにソリューション価値を見出すべきかと考えたとき、「コスト削減」と「業務効率の向上」に注目しました。ありきたりの要素ではありますが、売上を向上させるためには無視できない要素です。この要素を観点に販売管理が解決すべき課題を考えてみます。

■コスト削減
販売管理業務で発生する主なコストとして人件費と保守費が挙げられます。
【人件費増加の要因】
・情報を紙媒体またはエクセルで管理しているため、資料作成が手間。
・情報を共有化できていないため、誤情報のまま作業を行い修正作業が発生する。
【保守費増加の要因】
・販売管理ソフト以外にも別の業務ソフト等を利用しているため、保有製品分のライセンス費が必要。
・サーバ管理費が高い。
■業務効率の向上
次に業務効率の向上についてですが、「各業務の情報を効率良く活用できていない」という課題があると考えています。
保守費増加の要因にもありましたが、販売管理以外のソフトを保持していた場合、費用が嵩む上に情報を別々のソフトで管理しているため、情報の共有化が非常に面倒です。
企業独自の業務機能は、その業務に特化したソフトでない限り組み込まれていません。独自の作業は手作業、その他の作業はソフトを利用するといった運用をしている企業はかなり存在します。独自の業務によりソフトを利用できない作業が発生し、ソフトを利用できる作業と利用できない作業の連携部分の運用で非効率を生み出す場合があります。
では、どうすれば良いかというと、別々のソフト、別々の業務が非効率を生み出すのであれば、それらを一元管理することで解決できると考えました。すなわちオールインワンソフトがあれば業務効率向上につながるのです。
【一般的な販売管理ソフトにみられる課題点】
一般的によく聞く販売管理の機能「見積、受注、売上、請求」が備わっている販売管理ソフトを利用した前提で考えてみます。
たとえば、設備工事をするような企業では、工事費の見積を行い、工事が可能な日時を確保してから、正式に注文を受けます。見積と受注の間に工事日の確保という業務があるため、一般的な販売管理では一元管理できません。そうなるとスケジュール管理が欲しくなります。
学習塾やスポーツ教室などの経営であれば、生徒からの月謝(売上)の管理以外に生徒の個人情報の管理も必要です。そうなると顧客管理が欲しくなります。
リサイクルショップでは、販売の業務以外に買い取りの業務があり、買い取った商品の状態に応じて値段を付けます。そうなるとランクに応じた価格管理が欲しくなります。
ほんの一例でしたが、企業ごとに業務は様々で、一般的な販売管理の機能だけを使ってお客様の実業務に合わせることは難しいです。
そのため、企業がオリジナルで作成した販売管理ソフト(製品)は世の中に溢れていますが、お客様の要望に合わせたオーダーメイドの販売管理製品も同じくらい多く存在します。皆様も「あの機能が搭載されていれば導入したい」というような思いをされたことがあるのではないでしょうか。実際、某既存製品が使いづらいというお話を耳にすることも珍しいことではありません。

「システム導入は高い」「販売管理ソフトは業務に合わない」「ソフトに運用を合わせなければならない」という理由で敬遠している企業も少なからずいらっしゃると思います。私は、私が作る販売管理ソフトでそういった不満を解消していきたいと思っています。皆様に興味を持ってもらい、お役に立てるようなソフトを目指して探求・開発していきます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

なお、弊社は販売管理ソフト「EXEX販売管理」を2015年10月にリリースしました。導入を検討している方がいらっしゃれば、ぜひ一度ホームページをご覧になってください。

下記のサイトからすぐにお試し利用できるため、一度操作して体験していただけたらと思います。

次回は私が作る販売管理ソフトで何ができるのか、その可能性について執筆したいと思います。